2018年9月29日土曜日

抗議声明『避難者への住宅打ち切りは認めない』を、福島県に提出しました。

本日(9月28日)、ひだんれんと「避難の権利」を求める全国避難者の会の連名で、抗議声明「避難者への住宅打ち切りは認めない」を、福島県生活拠点課、菅野、小林両主幹に対して、かながわ訴訟原告団団長の村田弘さんが読み上げて手渡しました。

※ 抗議声明はコチラ⇒「避難者への住宅打ち切りは認めない」



■南相馬市小高から神奈川に避難している村田さんの訴え
抗議声明に取り上げた避難者数よりも実際にはもっと多くの人が避難しているはずだ。
都会に住む避難者にとっては家賃がとても負担になっている。
家賃補助を続けてほしい。

■浪江町から復興住宅に避難している住む今野寿美雄さん(子ども脱被ばく裁判団長)の訴え
実家は津島の赤宇木だ。
昨日と今日は津島訴訟の現地検証のため、原告はこの場に来られないが伝言を託された。
「住民不在で勝手に決めるな!」「県民を守らない県や知事は要らない!」「生活再建をしろとケツを決められ、家を奪われ、年寄りはどうしたらいいのか!」
「これからどうやって生きていけばいいのか!」「住宅は命の問題だ、県が奪うことは許されない!」


■富岡町から会津若松市に避難している古川好子さんの訴え
避難指示が解除されたからと言って元に戻れるわけではない。
自立して生活していた人たちが、原発事故で生活を奪われた。
廃炉に3,40年かかるのに、被害住民にはなぜ早く自立しろというのか。
住民の声を聴かずに進めてうまくいくのか?
住民が打ち切り撤回を求めたらそれは可能なのか?
受け入れないという権利があるはずだ!
一人一人の判断を認めてほしい。認めることの表れが住宅支援だと思う。

■福島県小林主幹からの回答
知事に報告する。
県としてもひだんれんとの協議を続けていく。

■ひだんれん武藤類子共同代表より
突然の知事の発表を職員はどのように感じたのか?

■福島県菅野主幹からの回答
職員が知らないことを知事が発表することはない。
事前に関係市町村、国とも協議した。

■ひだんれん事務局大河原さんより
この協議内容に関して情報開示請求を行っている。
「今後、帰還困難区域の住民の声を聴く機会はあるのか?」という質問には、「まだ計画は決まっていない」という回答で、本来であれば住民の意向を聴いてから施策を立てるべきなのに、全く逆転した福島県のやり方に一同怒りを禁じ得なかった。
時間が短かったため、この続きは次回の県交渉に繋げる。
この後、抗議声明提出に関する記者会見を実施した。

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