3月17日午後1時半、福島県双葉郡楢葉町のサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」周辺にて、「福島はオリンピックどごでねぇ」アクション2021【ダレのせいかリレー】を、原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)と脱原発福島ネットワークの呼びかけで行いました。
当日は、急な開催にもかかわらず、福島県内各地はもとより、東京や神奈川からも足を運んでいただき、30人ほどが集結しました。
また今年、このようなアクションをしなければならないことを本当に残念に思います。
どうして反省ができず、教訓を生かすことができない国なのでしょうか。
今も、新型コロナは収束せず、再度感染拡大の兆しも見えています。
コロナにより打撃を受けたお店や会社も多々あり、職を失い経済的に追い詰められた人々がホームレスとなったり、自殺をする方もいます。
アルバイトで学業を続ける学生たちも日々の食事を切り詰め、生理用品も買えない状況が報じられています。
福島県は昨年中止になった聖火リレーの事業に2億5000万円を支払い、今年も同程度の予算が組まれています。
今、お金を使うべきところはどこなのでしょうか。誰に対してなのでしょうか。
森喜朗元会長の恥ずべき発言もあり、多くの人が聖火リレーやボランティアを辞退し、今オリンピックを開くべきではないとの意見の方が国民には多いのです。
福島も、日本も、世界中がオリンピックどころではないはずなのに、3月25日には、聖火リレーが福島のこのJヴィレッジからスタートする予定です。
Jヴィレッジはかつて、福島第一原発7・8号機の増設を福島県に認めてもらうために東電が寄付したと言われています。
事故後に収束作業の拠点として東電に貸し出され、十分な除染をしないまま県に返却され、放射性廃棄物を密かに敷地内に保管していながら聖火リレーを行おうとしていました。
なにより、原発事故はまだ収束していません。
先月の3.11の余震の影響で、原子炉格納容器の水位が下がるなど、まだ事故は続いています。
「アンダーコントロール」という安倍前首相の嘘から始まり、復興五輪という嘘を塗り重ね、新型コロナ克服のおまけまでつけられた茶番に、私たちは再び声を上げます。
「福島はオリンピックどごでねえ!」
なお、当日の行動は以下でご覧になれます。
また、様々な媒体で報道されました。
■NHK「はまなかあいづ」
「聖火リレー前に五輪反対デモ」
■ OurPlanetTV
「福島はオリンピックどごでねぇ」聖火リレー出発地で市民ら抗議
■民の声新聞
【復興五輪と聖火リレー】「福島はオリンピックどごでねぇ」 聖火リレーを来週に控え、今年もJヴィレッジでデモ行進
■NHK「はまなかあいづ」
「聖火リレー前に五輪反対デモ」
■ OurPlanetTV
「福島はオリンピックどごでねぇ」聖火リレー出発地で市民ら抗議
■民の声新聞
【復興五輪と聖火リレー】「福島はオリンピックどごでねぇ」 聖火リレーを来週に控え、今年もJヴィレッジでデモ行進