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項目 |
問題点 |
詳細 |
1. |
福島第一原発の現状 |
①線量 |
※周辺の線量の測定値から2号機のその部分の線量を推定すると、毎時10シーベルトを超えるレベルになる。1時間もそばにいれば人は死に至る。 |
②設計の不備 |
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③水位低下 |
・1、3号機の水位低下 |
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④地震計 |
・3号機の壊れた地震計を放置
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⑤廃炉 |
・東電廃炉ロードマップの欺瞞 |
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⑥構内見学 |
・見学台の放射線量は50~100μSv/h
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2. |
廃棄物 |
①管理状態 |
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3. |
汚染水
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①海洋放出 |
・原発サイト内に貯留されたALPS処理汚染水は125万トン |
4. |
汚染土 |
①再利用計画
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・除染によって集められた汚染土は中間貯蔵施設への搬入は2021年度に帰還困難区域を覗いて完了する見込み
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5.
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被ばく労働 |
①収束作業 |
・いまだ高線量での過酷な労働 |
6.
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放射線防護 |
①教育 |
・放射線副読本は、健康への影響を過小に見せるなど,内容が偏っているという問題点が指摘されている |
②講座・イベント |
・学校などでのエネ庁の説明内容 |
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③移住促進 |
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④メディア |
・各省庁、福島県、自治体が発注している |
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⑤保養 |
・公的な保養は未だない |
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7.
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避難者 |
①避難解除 |
・避難解除は、年間20ミリシーベルト以下という理不尽な基準で実施 |
②住宅 |
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③避難者数 |
・避難者数を把握しようとしていない |
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④実態把握 |
・避難者の実態を把握しようとしない |
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⑤いじめ問題 |
・相談先がない |
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⑥孤立 |
・避難を理解する人が身近にいない |
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⑦人権問題 |
・国連のセシリア・ヒメネス・ダマリー特別報告者(国内避難民の権利担当)が、東電福島第1原発事故の避難者調査のため18年から3回にわたり訪日を要請しながら、日本政府は一度も回答せず事実上放置している
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8. |
健康被害 |
①県民健康調査 |
・がんとがんの疑いが260名(良性1名を含む) |
②小児甲状腺がん |
・県民県健康調査以外27人(2017年までのがん登録により)がようやく発表されたが、正確な数は把握されていない
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③甲状腺がん以外の健康被害 |
・全く調査されていない他の疾患 |
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④内部被ばく |
・「黒い雨裁判」との連携 |
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⑤精神的な被害 |
・鬱、PTSDの実情 |
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⑥健康手帳 |
・多くの人が必要を感じながらも運動が起こせていない |
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⑦その他 |
・除染が終了しても、多くの地域は事故前の放射線量には戻っていない |
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9.
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災害関連死
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①災害関連死 |
・全国における災害関連死3773人の中、福島県における災害関連死2313人(2020.9発表) |
②自死 |
・東日本大震災に関連する自死は、2020年で5人、約10年間の累計は240人 |
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③孤独死 |
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10.
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責任追及 |
①裁判 |
・二度と同じ悲劇が起きないように、同じ困難に合う人がいないように原発事故が起きた原因、背景などをもっと突き詰め、これからの人の意識や社会の変革を目指す必要がある |
11. |
木質バイオマス発電所 |
①汚染木の焼却 |
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12. |
①復興予算の使途 |
・イノベーション・コースト構想 |